小学生が習慣として新聞に親しんでいくことを目指した新聞。
「おもしろくて、ためになる」をモットーなだけあって、面白さに引き込まれていくうちに、いつのまにか学力・知識が身につくようになっているという嬉しい新聞です。
政治・経済、社会、国際ニュースからスポーツまで、1週間に起こったニュースを子供の視点でわかりやすくまとめています。また最新のニュースだけではなく、テレビ番組やファッションなどのエンターテイメント情報もたくさん。文字がいっぱい詰まった新聞というよりも、カラフルで目にもうれしい雑誌のような感じです。
紙面には、いままでの新聞にはないレイアウトでの特集記事や、男の子向けと女の子向けそれぞれの学習漫画を掲載するなど各所に工夫が見られます。そのほかにも子供に人気のキャラクターがここかしこに登場、『名探偵コナン』が時事ワードを解説してくれたり・・・と、こどもに興味を持ってもらえるようにビジュアルにも力を入れた構成が特徴です。
また、小学5.6年生で必修となる英語に対応した「HELLO英会話」というコーナーは「話せる英語」がテーマ。読売新聞の無料会員制サイトでネイティブの発音を聞くことができます。
たくさんの情報が載っている新聞ですが、フロントページには各ページの記事を見出し・写真で紹介するインデックスも用意されていて、新聞の中身が一目でわかるよう配慮されています。
ちなみに、読売KODOMO新聞は、世界新聞・ニュース発行者協会が贈る世界青少年読者賞の編集部門で「審査委員会栄誉賞」を受賞したそうです。
実は大人が読んでも役に立つ、楽しい内容が多いのが読売KODOMO新聞。
小学生にも伝わる・理解できることを前提に書かれているから、 大人である親がイマイチ詳しくない分野の話題・ニュースなどは、一般紙を「・・・???」の連続で読み進めるよりもすごくわかりやすくて家族みんなにとってとってもためになると思います。
ビジュアル面も充実。キャラクターや漫画、写真や絵、図などを大きく使い、こどもにグっと興味を持ってもらえるような作りになっていて、「おもしろく、ためになる」小学生新聞をうまーく実現させていると言えそうです。
また、小学館・進学塾・四谷大塚や大学の協力のもと構成されている学習コーナーには定評があります。
毎日届いても積ん読になりそうな気配の子には、この週一回の発刊ペースも丁度いいかも。
新聞っぽさがあまりなく、他の小学生新聞よりキャラクターが多用されていたりファッション系の情報(コーディネイト?)もあったりで、いささかオモシロ重視?・・・といった、感じもなきにしもあらず。
小学生向けの月刊誌をなんかを想像していただけるといいかもしれません。
こどもに「どの新聞がいい?」と聞いたら、たぶん多くの子がこの読売KODOMO新聞を選ぶのでは・・・?
3紙の中でも特に子供受けしそうな小学生新聞といっても過言ではないです。
少し楽しさのほうへ偏っている印象を受ける大人もいるかもしれませんね。